なぜ家の中で鼻がムズムズするの?掃除しているのに
毎日掃除しているのになんだか肌がかゆい、くしゃみが止まらない花粉症の季節でもないのに!そんな経験ありませんか?
実はその原因は絨毯に潜む”ダニ”が原因かもしれません。
一般家庭には、こんなにダニが住んでいる
絨毯には、1畳(約1.62㎡)あたり約14,000匹のダニが存在すると言われています。(各家庭によって異なります)
もちろんどのような絨毯かによっても大きくその数は異なります。
- ダニの主な種類はヒョウヒダニ(チリダニ)で、アレルゲンの原因となる死骸やフンを多く残します。
- カーペットや畳は、フローリングに比べて10〜30倍のダニが生息しているとされ、特に重ね使いはダニの温床になります。
ダニが好みやすい繊維
ダニが好みやすい繊維もあります。コットンやウール、畳などの天然繊維がそれとされています。
綿(コットン)
- 吸湿性が高く、湿気がこもりやすい
- 人の皮脂やフケが繊維に残りやすい
ウール(羊毛)
- 保温性と吸湿性が高く、ダニにとって快適な環境
- 繊維が複雑で、ダニの隠れ場所になりやすい
畳のどの天然素材
湿気とホコリが溜まりやすく、ダニの餌が豊富
🚫 ダニが好まない繊維(比較的繁殖しにくい)
ポリエステル
- 吸湿性が低く、湿気がこもりにくい
- 高密度繊維はダニの侵入を防ぎやすい
- 丸洗いしやすく、清潔を保ちやすい
ダニの繁殖しやすい時期
高温多湿の季節(梅雨〜夏)に急増し、特に秋口はダニの死骸が増える季節で、この死骸によってアレルギー症状が悪化しやすくなります。
ダニは1ヵ月ほどで成虫になり、2~3ヵ月の寿命の間に50~100個以上の卵を産むため10週間ほどで、1匹から1万匹近くにも繁殖するといわれています。
実際に刺されるとどうなる?
- かゆみは通常2〜3日から、長いと1ヶ月以上続くことも
- ダニの唾液や体液が皮膚に残り、免疫反応によって炎症や湿疹が起こる
- 掻き壊しによる二次炎症や色素沈着のリスクも
刺された場合の対処法
- 市販の抗ヒスタミン薬やステロイド軟膏の使用
- 冷却や保湿で皮膚の刺激を緩和
- 掻かないように注意し、症状が長引く場合は皮膚科へ
ダニの死骸やフンが引き起こすアレルギー症状
本当に怖いのは、ダニが引き起こすアレルギー。
ダニは刺すだけでなく、死骸やフンが空気中に舞い、アレルゲンとなることで以下のような症状を引き起こします
- くしゃみ・鼻水・鼻づまり(アレルギー性鼻炎)
- 目のかゆみ・充血(アレルギー性結膜炎)
- 肌の湿疹・かゆみ・蕁麻疹
- 喘息や呼吸困難を引き起こすケースも

ご家庭でできる絨毯のお手入れ方法
では実際に家庭でできるダニに対する対処法は?
ダニが実際に家庭の中に入り込んでも対策をすれば大丈夫です。最も大事なのが日々のケア!
- 週に1〜2回の掃除機がけ(ゆっくり丁寧に)
- 月に1回のスチームアイロンや布団乾燥機による熱処理
- 湿度管理(60%以下)と換気でダニの繁殖環境を抑制
- 洗濯可能な絨毯を選ぶ
- 洗濯可能なラグやカバーを活用し、定期的に洗う
- 防ダニグッズの活用
まとめ:清潔な絨毯が、快適な暮らしをつくる
上記で述べた通り、家庭でできる対策を日々心掛けていれば快適な暮らしが出来ます。
しかし、仕事に家事に忙しい毎日、「毎日の掃除機掛けなんて大変だから無理!」「スチームアイロンだって家にない!」
掃除機掛けをしていてもやはりダニは完全にし死滅しないし、死骸も残ってしまうものです。
そこで最後は、是非プロの絨毯クリーニングをお勧めいたします。
絨毯クリーニングのプロが、絨毯を丸洗いし、防ダニ加工も行います。

日々のケアだけでなく、まず、ダニを寄せ付けないことが大切なことです。予防することにより、アレルギーの予防にもなります。
和協クリンシン株式会社
東京都稲城市東長沼1439
Tel:042-377-7165
https://wakyo-clean.com

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