寒さが厳しくなり、鍋が恋しくなる季節となりました。家族や大勢の仲間が集まりお酒も進むとついつい鍋をこぼしてしまった!しかも、じゅうたんの上に派手にこぼしてしまった!どうしよう!
特にキムチ鍋をこぼしてしまった、となるとキムチの赤い色素がじゅうたんについてなかなか落ちません。
そこで、こぼしてしまった時の対処法とクリーニングの仕方について
キムチ鍋をこぼしてしまった時の初期対応
まずキムチ鍋をこぼしてしまったら、あわてないでください。鍋料理なのでもちろん熱々、あせって対処して火傷してはもともこもありません。
ふき取る時に、こすったりしない事がポイントです。大きくこすって汚れを広げない事が大事!水分がなくなるまでふき取ってください。
この時ごしごしとこするのではなく、軽くたたくようにして汚れを浮かせます。
色が目立たなくなったら、濡れたタオルでカーペットを湿らせてください。(洗濯でいうすすぎにあたります。)
乾いたタオルで水分をできる限り取るのがポイントです。
注意点
カーペットをふき取る際に、よく酸素系漂白剤を使用することを進めている場合があります。化学繊維のカーペットであれば漂白剤を使用してもあまりダメージがありませんが、絨毯によってはいろいろな繊維があります。繊維によっては漂白成分で絨毯のもともとの色を抜いてしまうことがります。化学繊維以外の絨毯であれば極力漂白材の使用はやめましょう。
実際のクリーニングのプロはどう汚れを落とす!
キムチ鍋の汚れを落とす方法(プロの目線)
動画をご覧になり、プロはどのように汚れを落としているか、ご理解いただけましたか?
キムチ鍋に限らず、プロは汚れを落とす際、注意している点があります。
- じゅうたんの素材は何でできているのか?
- 汚れは何か?
- 汚れそのものは、酸性の汚れなのか?アルカリ性の汚れなのか?
絨毯の素材をを見極める
じゅうたんの素材によって、付いてしまった汚れをどう落とすか変わってきます。汚れを落とすことだけを考えれば、何でもかんでも洗剤と漂白剤を使えばきれいになるかもしれません。そして、お湯を使えば汚れは落ちやすくなるのも当然です。しかし、じゅうたんによっては、ウールのものあれば、シルク、木綿などなどいろいろな素材があります。繊維によってはお湯で縮んでしまうものもあります。さらに、使用した洗剤がそのままじゅうたんに残ってしますと、時間がたちじゅうたん自体が洗剤焼けすることもあります。なのでじゅうたんの繊維の特徴を知り,洗い方を変えることが大切となります。
汚れの特性を知る
汚れの特性を知ることも大切となります。汚れが、油汚れなのか?肉の汚れ?魚の汚れ?
油汚れは、温度を上げれば落ちやすくなります、しかし魚汚れは温度を上げるとタンパク質が固まり汚れが落ちにくくなることもあります。汚れの性質を知ることも大切な要素となります。油汚れも、今付いたものなのか?3年前についたものなのか?3年前のものであれば、油が酸化してしまっていることもあります。洗い方も変わってきます。
汚れは酸性?アルカリ性??
汚れ自体がアルカリ性の汚れなのか?酸性の汚れなのか?これを知ると汚れが簡単に落とすことが出来ます。しかし真逆をしてしまうと、簡単に落とせるものもなかなか落とすことが出来なくなってしまします。少し豆知識として知っておくのも良いかもしれません。
最後に、落とすことが出来なかった汚れはどうする?
どうしても、落とすことのできなかった汚れはどうすればよいか?
最後は、専門のクリーニング店へお持ちください。その際、クリーニング店を選ぶポイント!
必ず聞いてください。「水洗いしていますか?」
お店選びで最も重要な点は、水洗いしているお店かどうか?です。カーペットやじゅうたんだけに限らず、洋服のクリーニング店もそうなのですが、水洗いしているお店かどうかはとても重要です。水溶性の汚れをドライクリーニングで洗っても全く落ちません。生活しているうえで付く汚れの大半は水溶性の汚れです。水溶性の汚れは、水を使わなければ汚れは落とせません。きちんと水洗いしてくれるお店を選びましょう。
和協クリンシン株式会社
東京都稲城市東長沼1439
☎042-377-7165
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